曇り空のかけら

職業的放送作家の日々の備忘録です。

コメディのかけら

脳内劇場のためのMEMO①

ほろ酔いで夜道を歩いていたら 「トランピスト修道院」 というスケッチ(コント)のタイトルがふと浮かぶ。 この程度のフレーズはすでに誰かが思いついているだろうとXで検索したら2年前と4年前に書いている人がいた。 しかしどちらもこのタイトルでコントを…

風水酒場

「風水」をウリにしている居酒屋に行った。 話を聞いた時は、悪くないアイデアだと思った。 「本日のおすすめ」のメニューを見ると、 (豆腐:仕事運・勉強運・不動産運) 豆腐に頼り過ぎ! 豆腐だって困っているはずだ。私には荷が重すぎるって。 しかも、…

幕間のトイレ

幕間の休憩時間はトイレが混み合う。 女性ほどではないが、男性トイレも混み合う。 先日、芝居を観た時の幕間の話だ。 男性用の小便器の数は多く、 スムーズに人が出入りしていたが、 なぜか手洗い場が渋滞を起こしていた。 なぜか? ジャブジャブと顔を洗っ…

朱鷺と名乗る女

渡された名刺には「朱鷺○○」と書かれていた。 本名ではない。源氏名だ。 源氏名は自分でつけると聞くが、 「朱鷺」とは珍しい苗字をつけたものである。 新潟出身なのだろうか。 そう尋ねようとすると、 「私、鉄道が大好きで」 上越新幹線か! 最初は「のぞ…

日本酒に関するコメディ

初めて飲んだ酒だった。 フルーティーな味わいと称される日本酒は何度か飲んだことはあるが、 ここまで果実味のあるものは初めてだった。 勧めてくれた店の方が説明してくれる。 「こちらは、熊本のまだ若いもりしが作ったお酒で」 もりし? 一瞬、何のこと…

新しいボトルを開ける音

酒場で聞いた話だ。 その人は、上京したばかりの40年前、 時給に惹かれて、あやしげな飲み屋で働くことにした。 その店では、ジョニ黒をボトルキープで頼むと、 ジョニ黒の空ビンに、サントリーREDを入れて出していた。 しかしそれだと客前で開栓した時に、…

まさか電車の中で

ドア付近に立っていた女性。 手提げ袋から何かを出した。 円型の木枠に張られた布。まさか… 女性は針を取り出すと、刺繍を始めた。 各駅停車なので、ニ、三回、針を通すたびに、手を止めなければいけない。 効率が悪い。 そもそも揺れる車内で立ったまま針…

閉店の理由

個人経営の飲食店が突然、店を閉める。 けっこう繁盛しているのに、なぜか閉める。 そういう時は、経営していた夫婦が離婚するから、 というケースも多いと聞いた。 実際、僕の住む街界隈では、 離婚が理由で閉めた店が幾つもある。 店が閉まるのには、こん…

桃の尻を触る

桃の食べごろは、 尻の部分に触れて確認するという。 まだ硬い。 そういう時は、 常温保存して、 2~3日追熟するといいらしい。 あまり温度の上がる場所もよくないので、 仕事部屋の書庫スペースに置くことにした。 朝、起きて、桃の尻に触れる。 あまり強…

サラブレッド議員

※2021.8.24のブログを再掲 二世議員、三世議員のことを「サラブレッド」と称するのは、どうかと思っていた。馬に失礼とも思っていた。 しかし、よくよく考えると、サラブレッドというのは、競走専用の馬であり、競馬場以外の場所では、何の役にも立たない。…

急停車のコメディ

「急停車します」 との車内アナウンス。 実際はもう少し長く、 アナウンスの途中で急停車する。 そして停車した後に、 同じ内容の英語のアナウンスが流れる。 僕が英語しかわからない人間だったら、 なんだ、この無意味なアナウンスは! と思ったに違いない。

ちゃんと行先を伝えたのか?

野山を散歩していて、 時々、気になることがある。 「ちゃんと行き先を伝えているのだろうか」 先日も遭遇した。 高尾山の6号路は、 沢沿いの道で、 水の流れる音を聴きながら歩ける道だ。 しかしながら、 日によって道に水が流れる時もあり、 普通のスニー…

リリパットアーミーと冷凍庫のちくわ

昨夜、30年ほど前の話を突然思い出した。 学生時代の友人にKさんという女性がいた。 彼女は松尾貴史になる前の「キッチュ」のファンだった。 ある時、興奮気味に、 「この前、『リリパ』を観に行ったら、 キッチュの投げたちくわを取れたの!」 当時、中島…

カフェに並ぶ心理

我が家の近くに人気のカフェがある。 週末ともなると店の外に行列ができる。 列を作る人たちを見るたびに思ってしまう。 「なぜカフェに並ぶ?」 カフェというのはくつろぐ場所ではないのか。 行列に並んで待つという行為と「くつろぐ」と心情が、 僕の中で…

宝くじと分配

酒場で耳にした話だ。 ある人が職場の人間たちに頼まれて、 宝くじを買いに行った。 買ってきた宝くじをみんなに分けた後、 当選が発表される日を待つ。 ある人の手元にあったくじが高額当選した。 さて、この時、どうするべきか? 酒場で会話していた人間た…

いまどきのサンタは大変

※2018年12月のブログですが、 状況は今も変わらないと思うので再掲します。 世の親御さんたちが我が子に、クリスマスプレゼントは何が欲しいか探る時期だ。 知り合いの4歳の息子さんのリクエストは、 「鬼太郎のゲーム」 しかし、ゲームソフトではない。ゲー…

領収書奇談

この領収書は2枚目のものである。 最初のものには「12月23日」と書かれていた。 財布に入れる直前に日付の間違いに気づいて、 あらためて発行してもらった。 なぜ6日と23日を間違えたのか。 だが、奇妙なのはそれだけではない。 日付が間違えていることを告…

特殊詐欺と留守電

+1から始まる番号から電話があった。 国際電話だ。 調べると、最近増えている特殊詐欺のようである。 放っておくと、今度は留守電にメッセージが入った。 再生してみると電子音声で、 「オペレーターにおつなぎますので、 1を押して下さい」 もちろん、す…

ソースの行方

馴染みの居酒屋のカウンター席で、 昼食を食べていた時だった。 隣席の女性客が、 テーブルの上のソースを手にとった。 そのソースが向かった先は…マグロ丼! 醤油とソースの容器は明らかに違うが、 ぼんやりしていると間違えることもある。 僕も一度、醤油…

自動改札の決闘

駅の自動改札で、 入ることも出ることも出来る改札がある。 入ろうとしている人と出ようとしている人が、 同じ改札を使おうとすると少々やっかいだ。 まったく同じタイミングということはなかなか無いので、 遅い方が譲るのが普通だが、 先日、考え事をして…

ラーメン二千えんのすけ

「ラーメンが2000円もする!」 アメリカの物価高に関して、よく見る記述だ。 渡米した日本人旅行者のSNSなどによく出てくる。 ラーメン2000円。 現地の人にとってはどんな感じなのだろうか。 カリフォルニア州の最低時給は15.5ドル。 今日のレート、1ドル=…

超弩級チャーシュー麺

世田谷通りにある『シュングルマン』に初めて行く。 夜はビストロ、昼はラーメン店という変わり種の店だ。 ランチメニューはコレだけ。 一番上にあったのでオススメだと思い、 チャーシューが2枚のシュングル麺を注文。 で、出てきたのがコレ。 デカいよ、…

泥酔調理

「酔って帰ると何か食べたくなるんですよ」 昨日会った、20代半ばの女性がそう言った。 その気持ちはわかる。 しかし彼女が特殊なのは、その後だ。 「この前も炒飯作っちゃって」 酔って帰って炒飯を作って、しかも、 「作っただけで満足しちゃったみたい…

思考の流れをメモしてみた

今朝、シャワーを浴びていた時の思考の流れ。 ◎SNSで「右派」「左派」という言葉をよく見かける。 ↓ ◎「右派」「左派」のちゃんとした定義を僕は知らないなあ。 (使っている連中でわかっているかどうか怪しいものだが) ↓ ◎僕は「右派」「左派」どっちなの…

受付の非対称

新型コロナ禍以降、 チケットと現金の受け渡しを、 直接手渡しではなく、 トレイを介して行うことが増えた。 それが感染拡大防止にどこまで役立つのかは、 いささか疑問ではあるが、それはさておき。 昨日のことだ。 当日精算だったので、劇場の受付で現金を…

女子高生に挟まれる

下北沢駅の上りエスカレーター。 ぼんやりしながら乗ったら、 女子高生のグループの合間に挟まってしまった。 ここまでならば別に戸惑うことはない。 問題は地下のホームから風が吹き上げるため、 みなさん、スカートを気にしていたことだ。 慌てて、 ガラ…

あやしい痩せ薬

もうずいぶん前の話だが、 中国製の痩せ薬が話題となった。 すごく痩せると評判の薬だった。 しかし中国で死者が出たと噂になり、 急速に下火となった。 だがその噂を聞いたある女性は、 「そんなに痩せるの!」 と、そこで初めてその痩せ薬を購入したという…

2023年の家畜人

「社畜」という嫌な言葉がある。 社員として勤めている会社に飼いならされ、 自分の意思と良心を放棄し、 家畜と化した賃金労働者の状態を揶揄、 あるいは自嘲する言葉だ。 1990年の流行語の1つだそうだ。 ここ最近の国会での与党議員の様子を見ていると、 …

サングラスの客

眼鏡を新調に行った。 隣の客は色付きのレンズを相談中。 店員との会話が聞こえてくる。 普通、色付きのレンズにする場合、 気にするのは自分の視界がどうなるかだ。 だが、彼は違った。 「この色だと目が見えちゃいますかね」 他人から自分の目が見えるか…

YKKのCM

顔認証自動ドアのCM. 両手がふさがっていても、 不便を感じることなくドアを開けることができる、 というところを訴求したいのだろうが…。 最初に登場するのは料理好きの父親。 食材の入った紙袋を両手に抱きかかえて帰宅。 買いすぎてしまったという設定…